物質生命化学科
思い描いた未来を、化学の力で叶えたい。
あなたのその衣服に始まり、スマホや自動車、薬、太陽光発電、人工衛星に至るまで世界中のあらゆる物質や材料は化学から生まれています。もっと言えば、我々生命体が食べて成長できるのも、体の中で毎日化学反応が起きているから。つまり、すべての始まりは化学と言って過言ではありません。
そしてこうした物質の構造や、生命現象までを融合的に学び、人間の生活に役立つ新たなモノづくりに挑んでいるのが物質生命化学科です。生物の仕組みをヒントに新物質を創製したり、空気を利用したエコ電池を開発したり、昨日までなかったものを、その手から生み出してみませんか。
学科の特色
安全性と利便性を考えた、充実した環境
各研究室には特殊ガスの供給設備や局所排気設備など安全性と利便性を考えた設備を完備。
最新の研究装置で新しい技術を学びながら、現代社会で役立つ知識を修得します。
実習・実験で、モノづくりを学ぶ
1-3年次まで教員の指導のもと実験・実習を行い、モノづくりの技術と科学的な考え方を徹底学修。
講義だけではなく、実際に手を動かして体験的に化学を学びます。
めざすのは世の中にない「機能性物質」の創製
人工物質から生命現象まで幅広く研究し、現代社会に役立つ「機能性物質の開発」をめざします。
「いま社会で求められているのは何か」を考えながら、研究開発に取り組みます。
優れた研究者の指導のもと、研究の道へ
大学院への進学率の高さも、物質生命化学科の教育力の証。毎年30名前後の卒業生が大学院へ進学し、卒業後は研究者として企業・研究所・大学で活躍しています。
3つの分野
物質・ナノサイエンス
微細加工を施した機能性ナノ物質の創製は21世紀の課題です。
最新のモノづくり技術を駆使して「新規機能性物質」の創製をめざします。
生体・生命機能
生理活性物質や医薬品、人工酵素など、生命現象にヒントを得た「新規機能性物質」の創製に挑みます。
環境・エネルギー
酸性霧の原因調査をはじめ、高性能のリチウム電池・燃料電池の開発など、環境やエネルギーに関する問題を解決するための技術と「新規機能性物質」の創製にとりくみます。
取得可能な資格・免許状
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所定の科目の単位を修得することで卒業と同時に(または実務経験を経て)資格などが得られる。教員免許状(高校一種数学・高校一種工業・中学一種数学)、毒物劇物取扱責任者、社会教育主事、学芸員、日本語教員
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所定の科目の単位修得または学科の卒業によって受験資格が得られる(実務経験が必要とされる場合があります)。危険物取扱者(甲種)、衛生工学衛生管理者、作業環境測定士(第一種)、労働衛生コンサルタント、労働安全コンサルタント
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在学中の学修により資格試験に向けた準備ができるなど学科との結びつきが強い資格。技術士、放射線取扱主任者(1·2種)、環境計量士、公害防止管理者(大気・水質・ダイオキシン類)、基本情報技術者、ITパスポート、弁理士
物質生命化学科で学べる専攻科目一覧
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1年次INTRODUCTION & BASIC CHEMISTRY
物質生命化学を
基礎から学修物理化学、基礎化学演習など、基礎化学を学びます。後学期からは実験が始まり化学の面白さを体感します。
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2年次BASIC & APPLIED CHEMISTRY
より高度な
応用化学を学ぶ有機化学、無機化学の基礎を学修。工業化学や化学工学などの応用化学の講義も始まります。
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3年次EXPERIMENTS & SEMINAR
研究室で
専門性を高める工業、医薬、環境など広範囲の化学を学びます。後学期には研究室に所属し、より専門的な知識を学びます。
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4年次RESEARCH &
DEVELOPMENT“モノづくり”の
新発見にチャレンジ卒業研究で、新発見にチャレンジします。教科書の化学から抜け出してモノづくりの化学へ踏み出しましょう。
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | ||
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必修科目 |
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選択必修科目 |
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基礎科目 |
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専門選択科目 | A群 |
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B群 |
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関連科目 |
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- 総合工学プログラムの主要専門科目として履修できる科目[履修年次★2年次★3年次]
- 上記カリキュラムは2018(平成30)年度の専攻科目名のみを掲載しています。より詳細なカリキュラムは大学ホームページでご確認ください。
- 物質生命化学科では、2・3・4年次進級時に「進級制度」を設けています。