KU 神奈川大学 工学部

電気電子情報工学科

Department of Electrical, Electronics and Information Engineering

ますます発展拡張を続ける電気・電子技術を担う
フロンティア(開拓者)を育成する。

電気電子情報工学科

「夢の道具」「未来の道具」を生み出す技術者に。

テレビは壁にかけられるほど薄くなり、車は障害物を感知して自動でブレーキを踏む。そんな目覚ましい技術の進化を支えているのが電気電子情報技術です。
中でもインターネットとコンピュータチップの合体がスマート家電を生むなど、複数分野の融合が求められる今、本学科では「電気・電子・情報」を総合的に学べる環境で、次世代の技術者を育成しています。
紙のように丸められるテレビはできないか。空飛ぶ車はどうか。
少人数の実習でまだ見ぬ技術を探求してくたさい。その努力がやがて「夢の道具」を生み出します。

学科の特色

電気・電子・情報の知識を基礎から学修

私たちが日頃使う電化製品は、どれも電気を動力として動き、“電子回路"と“情報技術”によって成り立っています。このしくみを[数学・物理・電気回路・電気磁気学・情報基礎]といった基礎学問からしっかりと学んでいきます。

実験・演習で工学的センスや直感力を磨く

工学技術を体験的に学べるよう、少人数グループによる学生実験を重視。
物理学実験、電子デバイスの製作、プログラミングなどを自分たちの力のみで行うことで、工学的センスや直感力・問題解決力を磨きます。

複数分野を結びつける知識と技術を獲得

「電気電子と情報」「ハードウェアとソフトウェア」など、現在の産業界では技術の融合が求められています。そこで複数分野の知識を結びつける発想力と技術力を養い、新たなモノづくりに挑戦します。

最先端の研究に触れられる12の研究室

コトバを理解する知能ロボットの開発から、未来のエネルギー技術や電気自動車の開発まで、研究室のテーマは多種多様。
電気・電子・情報工学の最先端の研究に参加できます。

学修・研究分野

幅広い学修・研究分野

電気電子情報工学科では、「電気・エネルギー・制御」「電子・材料・デバイス」「情報・通信・インターネット」という3つの分野の学修・研究を行います。これらの分野は互いに融合することで力を発揮。強力なモータに微細なセンサ、高速なコンピュータに柔軟なソフトウェア、このような幅広い分野にわたる組み合わせができるのが電気電子情報工学科の特徴です。今やあらゆるものが電気で動き、そして、インターネットにつながる時代。単なる電化製品という枠にとらわれず、自由な発想で今までになかった製品やシステムを作ってみませんか?

取得可能な資格・免許状

  • 所定の科目の単位を修得することで卒業と同時に(または実務経験を経て)資格などが得られる。
    教員免許状(高校一種数学・高校一種情報・中学一種数学)、電気主任技術者(第1種、第2種、第3種)、第1級陸上特殊無線技士、第2級・第3級海上特殊無線技士 
  • 所定の科目の単位を修得し卒業することで受験科目の一部免除などが受けられる。
    電気通信主任技術者、第2種電気工事士、
    第1級陸上無線技術士
  • 所定の科目の単位修得または学科の卒業によって受験資格が得られる(実務経験が必要とされる場合があります)。
    1級・2級建設機械施工技士、建築施工管理技士、電気工事施工管理技士、管工事施工管理技士、衛生工学衛生管理者、労働衛生コンサルタント、労働安全コンサルタント、作業環境測定士(第1種、第2種)
  • 在学中の学修により資格試験に向けた準備ができるなど学科との結びつきが強い資格。
    電気通信の工事担任者、ITパスポート、基本情報技術者、応用情報技術者、ネットワークスペシャリスト、エンベデッドシステムスペシャリスト、技術士補、弁理士

電気電子情報工学科で学べる専攻科目一覧

  • 1年次BASICS

    基礎学力を
    しっかり修得

    数学・物理学の学修を確実に行い、基礎学力を確かなものに。その上で専門技術修得へと進みます。

  • 2年次SPECIALITY

    電気・電子・情報の幅広い
    専門知識を身に付ける

    基礎科目を中心に、電気・電子・情報の専門知識をバランスよく学ぶと同時により専門的な科目もきっちり修得します。

  • 3年次APPLICATION

    シャープな
    応用センスを高める

    専門技術の核となる情報処理・回路設計・電磁解析についても基本的なスキルを磨き応用センスを高めます。

  • 4年次VISION

    「夢の道具」を
    創造できる技術者へ

    テーマに沿った卒業研究に挑戦。自ら計画を立てて実行しその内容を相手に伝える発信力を養います。

1年次 2年次 3年次 4年次
基礎科目
  • 幾何学A・B
  • 微分積分学A・B
  • 物理学概説
  • 情報処理演習Ⅰ
  • 物理学Ⅰ
  • 物理学実験A
  • 関数論Ⅰ・Ⅱ
  • 物理学Ⅱ・Ⅲ
  • 微分方程式
  • 代数学Ⅰ・Ⅱ
  • 物理学Ⅳ
必修科目
  • 電気電子情報入門
  • 情報技術Ⅰ
  • 基礎電気数学Ⅰ
  • 電気電子情報実験Ⅰ・Ⅱ
  • 情報技術Ⅱ
  • プログラミング演習
  • 電気回路Ⅰ・Ⅱ
  • 電気回路演習
  • 電気磁気学Ⅰ
  • 電気電子情報実験Ⅲ・Ⅳ
  • 電気磁気学Ⅱ
  • 電気磁気学演習
  • 輪 講Ⅰ
  • 輪 講Ⅱ
  • 卒業研究
倫理科目
  • 情報と倫理
  • 技術者倫理
選択科目 専門基礎科目
  • 基礎電子物性工学
  • 情報システム基礎
  • 情報数学
  • 計測工学
  • 電子回路Ⅰ
  • ディジタルシステム基礎
  • 情報ネットワーク
  • 基礎電気数学Ⅱ
専門科目
  • 通信工学基礎
  • エネルギー工学
  • 基礎制御工学
  • 光波電磁波
  • 音響・超音波工学
  • 電子回路Ⅱ
  • 物性科学
  • コンピュータⅠ・Ⅱ
  • 電子デバイス
  • 高電圧工学
  • 電気機器
  • ヒューマン情報処理
  • 応用電子物性工学
  • 電波工学
  • 伝送回路
  • 集積回路工学
  • ディジタル信号処理
  • 半導体工学
  • 量子電子工学
  • 電気機器設計製図
  • 電気応用
  • 電力工学
  • 電気電子情報特別講義
  • パワーエレクトロニクス基礎
  • 電気法規
  • 通信網工学
  • 電波法規
関連科目
  • 基礎化学Ⅰ・Ⅱ
  • 化学実験A
  • 生物学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 生物学実験A
  • 情報と職業
  • 応用数学Ⅰ・Ⅱ
  • 確率・統計Ⅰ・Ⅱ
  • 代数学概論
  • 量子物理学Ⅰ
  • 統計物理学Ⅰ
  • 物理工学A・B
  • 知的財産権
  • 総合工学プログラムの主要専門科目として履修できる科目[履修年次★2年次3年次]
  • 上記カリキュラムは2018(平成30)年度の専攻科目名のみを掲載しています。より詳細なカリキュラムは大学ホームページでご確認ください。
  • 電気電子情報工学科では、2・3・4年次進級時に「進級制度」を設けています。