経営工学科
現場のムダを、工学的視点から解決。
経営工学とは、モノづくりの現場のムダを省き、いかに低コストで効率よく生産するかをマネジメントする学問。もともと米国で工場効率化のために考案されたものですが、フォードやトヨタの生産システムに導入され、あらゆる生産現場で応用されてきました。本学では長い歴史を持つ経営工学科を、現代のニーズに改良して新設。
工学の専門技術と経営学を融合的に身につけ、現場の問題を発見・解決できるスペシャリストの育成に取り組んでいます。モノづくりに興味があり、経営管理にも携わりたい。そんな人に最適の学科です。
学科の特色
日本最古の伝統学科が復活
本学経営工学科は高度経済成長期、時代に先駆けて誕生し、日本の産業界に貢献する数多くの技術者を輩出。
経営工学科のパイオニアの一角として、輝かしい歴史を誇ります。
4つの能力を持った経営工学のプロを育成
実験·実習を充実させ、経営工学技術者に欠かせない「モノづくりの技術」を養成。さらに現場を効率よく稼働させるための「管理技術能力」や「マネジメント能力」「情報システム能力」の4技能を養います。
語学を駆使して海外で活躍できる人材ヘ
国際化社会、グローバル化時代を見据え、工業英語に加え工業中国語科目も設置。技術者として海外の現場で活躍できる、実践的なコミュニケーションカが身につきます。
技術マネジメントも主要な研究テーマ
日本が誇る高度な技術製品の中には、優れた機能を有しながらも世界市場での地位を確立できないものがあります。こうした技術をどう普及させるかという技術マネジメントの能力も修得します。
4つの能力を育成
モノづくり技術能力
各種ロボット装置、NC工作機械、旋盤、自動倉庫、自動組立ラインなど先端の装置を用いて、モノづくりを体験学習します。
管理技術能力
環境や人間を考慮したシステム設計技術や品質管理技術、生産管理技術、生産技術など、生産現場を快適にする技術を学びます。
マネジメント能力
世界規模での製品の調達から生産・輸送・品物の保管まで、サプライチェーンにおける企業戦略を立案する技術を身につけます。
情報システム能力
調達・生産・流通・販売・ロジスティクスなどの情報システムの設計と、開発・実施・評価のできる技術を養います。
取得可能な資格・免許状
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所定の科目の単位を修得することで卒業と同時に(または実務経験を経て)資格などが得られる。教員免許状(高校一種数学・高校一種工業・中学一種数学)、社会教育主事、学芸員、日本語教員
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所定の科目の単位修得または学科の卒業によって受験資格が得られる(実務経験が必要とされる場合があります)。衛生工学衛生管理者、労働衛生コンサルタント、労働安全コンサルタント
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在学中の学修により資格試験に向けた準備ができるなど学科との結びつきが強い資格。作業管理士、技術士補、中小企業診断士、 プロジェクトマネージャ、ITパスポート、基本情報技術者
経営工学科で学べる専攻科目一覧
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1年次BASICS
経営工学の
基礎からスタート数学物理、英語などの工学の基礎に加え、科学的思考力やコミュニケーション能力を育成します。
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2年次LEARNING
経営工学の
管理サイクルを学ぶ専門課程に進み、企業経営の管理サイクル「Plan、Do、Check、Act」に関する多様なアプローチを学修します。
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3年次EVOLUTION
「知っている」から
「できる」へ講義で学んだ知識を、実験・実習・演習を通じて生きた知識へ。「知っている」から「できる」自分へ進化します。
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4年次FUTURE
社会で応用できる
経営マネジメントを修得モノづくり技術を基盤とした経営マネジメントを身につけ実践の現場で活躍できる人材へと成長を遂げます。
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | ||
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基礎科目 | 必修科目 |
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選択必修科目 (基礎) |
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選択科目 |
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必修科目 |
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選択必修科目(専門) |
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専門選択科目 | A群 経営管理系 |
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B群 生産システム工学系 |
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C群 人間・環境系 |
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D群 知識ものづくり技術系 |
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関連科目 |
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- 総合工学プログラムの主要専門科目として履修できる科目[履修年次★2年次★3年次]
- 上記カリキュラムは2018(平成30)年度の専攻科目名のみを掲載しています。より詳細なカリキュラムは大学ホームページでご確認ください。
- 経営工学科では、2・3・4年次進級時に「進級制度」を設けています。
現地の大学や企業との交流もできる「海外語学研修」に注目。
海外異文化体験を通してグローバル企業で活躍できるコミュニケーションカを鍛える
2年次までに「工業英語」「工業中国語初級」を履修した学生が、より実践的な語学のスキルアップができるよう、選択必修科目の「国際コミュニケーション」を開講。夏季休暇時の約2週間、マレーシアでの「海外語学研修」に参加します。現地では、研修先の国立プトラ大学での語学研修に加え、マレーシアの学生とチームを組んだ市場調査やプレゼンテーション、日系企業の現地法人訪問などもあり、通常の語学研修に収まりきらない異文化体験が成長を後押しします。
